Creepy Nuts(クリーピーナッツ)とオードリーの関係性
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)は、R-指定さんとDJ松永さんの二人組HIPHOPユニットです。
そのCreepy Nutsと、お笑いコンビのオードリーは関係性が深く、もともとDJ松永さんはオードリーのラジオのヘビーリスナー(リトルトゥース)でもあります。
また、まだ売れる前のCreepy Nutsが、若林さんと南海キャンディーズの山里さんが2009年から行っていたライブイベントと番組の「たりないふたり」の大ファンで、その影響から、クリーピーが同名の曲を作ったというエピソードもあります。
この辺りの関係性は、若林さんと山里さんがモデルのドラマ『だが、情熱はある』でも描かれ、Creepy Nutsの二人をかが屋が演じています。
その後、直接の出会いを経て、DJ松永さんは、ヒップホップ好きでもある若林さんと友人関係になります。二人が最初に出会ったのは2016年頃。食事をして話していると、若林さんは、DJ松永さんが自分と性格がそっくりなことに驚いたそうです。
こうした関係性もあり、Creepy Nutsの楽曲『よふかしのうた』を、オードリーのオールナイトニッポン10周年を記念した武道館ツアーライブのテーマソングとして制作することになります。
この『よふかしのうた』のMVのロケ地は、オードリーの春日さんが長年住んでいた自宅として数多くの番組でも使用された有名なアパート「むつみ荘」。
MV撮影は、春日さんが外出中にこっそり行われ、そのごたごたの室内をセットに、パーティーのような盛り上がりを魅せる、という演出で、MVには、オードリーのエピソードや映像も随所に盛り込まれています。
たとえば、その一例として、冒頭のシーンがあります。
視点はゴキブリで、部屋があまりに汚く、その部屋を這いながらノートパソコンのキーボードの上にたどり着いたGに、思わずパソコンが閉められる(グロなし)、という映像は、春日さんが、以前ラジオで語った、実際にあったエピソードに由来します。
若林さんの「挟まったのはパソコンのどの辺りなの?」という問いに、「やっぱり“G”でしょうな」という絶妙なオチ。
また、隣のマンションのカップルが、春日さんを見ているから、負けじと窓から顔を出して見続けた、というエピソードに由来する映像も登場します(酔っ払っていたこともあり、そのまま眠って、翌朝、「春日が死んでる」と近所の小学生たちが大騒ぎ、大家さんに知らせに行ったそうです)。
春日さんは、クミさんとの結婚が決まり、むつみ荘を引っ越すことになったこともあり、この『よふかしの歌』のMVが、オードリーに関連するむつみ荘の最後の晴れ舞台になるかもしれません。