お笑いは流行っていない【ダウ蓮見】
お笑いは流行っていない──とは、ダウ90000の蓮見が言ったことで話題になった発言。「千鳥」といった個別の芸人自体は流行っていても、それはその人たちがお笑いより流行っているだけで、「お笑い」というジャンルそのものにはそれほど多くの人が興味がない、という意味。
「千鳥はお笑いより流行っている」
演劇を手がけ、お笑いの世界でも活躍するダウ90000の蓮見さんが言った「お笑いは流行っていない」という発言は、芸人さん含めてお笑い界を少なからず揺さぶる発言となっています。
てっきり多くの人が「お笑い」が好きで、M-1など賞レースの盛り上がりも考えればお笑い熱も高いと思いきや、実はお笑いそのものは特に流行っていない。
そんなことはない、有名な芸人さんは今でも大人気だ。多くの人に知られている、と思うかもしれません。
しかし、千鳥や出川さん、渡辺直美さんといった個別の芸人さん自体は知られていても、それはお笑いが流行っているわけではなく、千鳥や出川さんや渡辺直美さんが「お笑いよりも流行っている」だけだと蓮見さんは言います。
実際、この発言を受け、ABEMAの千鳥の番組で行った調査企画では、街の若者約20人に、蓮見さんのカニを持った宣材写真を見せ、これは誰かと質問した際、「ダウ90000の蓮見」だと分かったのは一人だけだった、という結果も出ています。
今やテレビを観ていない人も多く、様々なエンタメもあるなかで、「お笑い」というジャンルの占める位置が相対的に落ちていることは間違いないのかもしれません。
「お笑い」の外側を意識すべき
蓮見さんのメッセージとしては、お笑いというジャンル自体を誰もが知っているという前提で濃い笑いを突き詰めるばかりではなく、お笑いはサッカーなどよりも流行っていないという自覚を持ち、その外側にいる人たちに向けたものも発信していくべきだ、ということが一つあるようです。
たとえば、その例として、千鳥の大悟さんの番組『ヤギと大悟』は、ヤギ好きをお笑いの世界に連れてくることができたという点で最高だと語っています。
ここに「お笑い」というものがあるよ、という呼びかけを、もしテレビのなかやお笑いに興味のある人のみを対象に行っていたら、お笑いはだんだんと存在感を失っていくのかもしれません。
もっと「流行らせる」ということを追いかけるのであれば、TikTokであったり、YouTubeであったり、Netflixであったりと、これまで以上に色んな媒体でそこに見合ったお笑いを行う。
あるいは、「お笑い」の外側も意識した企画を増やしていく。
その結果として、お笑いというジャンルの人気が保たれていく、ということにもつながるのかもしれません。
この辺りは色々な考え方があるのでしょう。
