トンツカタン森本と英語
お笑いトリオのトンツカタンの森本さんは、英語が堪能なことでも知られています。
よく出演している佐久間さんのYouTubeチャンネル『NOBROCK TV』でも、ドッキリ企画の際に英語大喜利を披露し、ネイティブのような英語の発音でお題の回答をしたこともあります。
一体なぜ、森本さんはこれほど英語ができるのでしょうか。
森本さんが英語が堪能な理由としては、海外留学をしていたり帰国子女だったというわけではなく、幼稚園から高校生のときまでずっと通っていた「インターナショナルスクール」の影響が大きかったようです。
これからの社会において英語が必要になってくるというご両親の判断により、東京の世田谷区にあるセント・メリーズ・インターナショナル・スクールに子供の頃に通っていた森本さん。この頃、英語を話せるようになったそうです。
また、特に小学校2年生のときに転校した別のインターナショナルスクールで、より英語に囲まれる環境になったことが、英語が話せるようになった大きなきっかけとなります。
小学2年生のときに、別のインターナショナル・スクールに転校したそうで、「それまでは、結構周りの日本人とつるんじゃって。まったく英語がしゃべれないまま、違う学校に通い始めた」と明かしつつ、「そのときに入ったクラスが日本人ゼロだったんですよ。英語しかしゃべれない人ばかりの中で生活することになったので、強制的にしゃべるしかない」と振り返った。
森本は、「しゃべるか孤独に過ごすか。どっちかってなったときに、どんどん自分で上達していくのがわかる」と語り、「周りが英語しかない状態だから、なんとなく順応し始めて、しゃべれるようになっていった。この1年はかなり大きかったですね」と回顧。
インターナショナルスクールで英語に囲まれていた頃は、英語が出てくる夢を見ることもあったと言います。
中学時代にお笑いのラジオを聞き、芸人を志すようになったようで、このインターナショナルスクールでは、アメリカンジョークが主で、日本的なお笑いとの違いということも実感し、その点に関し、自身の本業でもある「ツッコミ」の存在も踏まえて、インタビューの際に解説しています。
渡辺 インターナショナルスクールではアメリカンジョークが主で、日本のお笑いとはちょっと違うっていう経験談をもうちょっとうかがいたいのですけど、そのずれって、例えばどんなふうな?
森本 要はアメリカンジョークはツッコミがいらないというか。「こういうことがあったんだよ。」「なんだよそれ!ワッハッハ!」というふうに、笑いをツッコミにして終わらせるという感じがあって、僕はそれにちょっと違和感がありました。僕は今ツッコミ担当ですが、昔からツッコミの美しさみたいなのが好きだったんでしょうね。
渡辺 そういえば、アメリカン・ジョークって合いの手がないかも。いわゆるスタンドアップコメディみたいな感じで1人完結するという。
森本 あと、お客さんの前のめりさがアメリカと日本では全然違うと思います。アメリカのコメディのお客さんは、自分から笑いどころを探しに行くのであまりお笑いをする側がスベっているところをみたことがありません。でも、日本のお笑いは、こちらが「ここが笑いどころですよ」とツッコんで笑いどころを提供して、それをお客が判断する形が多いので、スベるときは結構スベる。
森本さんは、インターナショナルスクール卒業後、大学は国際基督教大学に進学、大学のお笑いサークルに所属します。
芸人を目指すというときに、当初ご両親は反対とまではいかずとも冷めた反応だったそうですが、トンツカタンとして若手注目の芸人に取り上げられたこともあり、応援してくれるようになったようです。
