エピソード

バトルトイグランドマスターの宮下

バトルトイグランドマスター(BTGM)の宮下

宮下草薙の宮下さんには、芸人界でも珍しい趣味があり、その趣味を活かした仕事も模索していきたいと語っています。

その趣味というのが、「おもちゃ」です。

宮下さんは、生粋のおもちゃ好きで、特に好きなおもちゃは、遊戯王カードやベイブレード、平成仮面ライダーシリーズのライダーベルトだと言います。

芸人として売れ出す前に働いていたアルバイト先も、地元群馬のおもちゃ屋さんで、その店は、全国からマニアが集まってくるような有名な店でした。

このおもちゃ屋さんには、「マスター制度」という認定資格のような制度があり、仮面ライダーやカードゲームなど、各ジャンルのおもちゃごとに、「◯◯マスター」という肩書きが与えられ、手にすると売り場を任せてもらえる、という仕組みになっていたそうです。

宮下さんは、12個ほどあったマスターの全てで認められ、もはや取るマスターがなくなるほどおもちゃに精通していました。

あるとき、宮下さんが、店内に雑然と積まれたベイブレードを見ていると、結構レアな商品も紛れ込んでいることに気づき、一つ一つを梱包し直し、新しく売り場を設け、その結果、ベイブレードだけで一ヶ月の売り上げ100万円を叩き出し、店に多大な貢献をします。

そのご褒美として、店長さんが、宮下さんのためだけに作った世界で一人だけの称号が、バトルトイグランドマスター、通称BTGMです。

おもちゃ屋の店長さんによって与えられた勲章。店長さんは、「芸人にしておくのは惜しい」と宮下さんを高く評価し、称号のぶん、給料も昇給。宮下さんは、社員と同程度の給料をもらっていたと言います。

ある日、店内で雑然と山積みにされていたベイブレードの在庫を見ていたら、けっこうレアなものがたくさんあることに気づいて、1つ1つ梱包しなおして、しっかり売り場を作ってみたんです。そしたらベイブレードだけで1ヶ月に100万円くらいの売り上げを叩き出してしまいました。

その成果に対するご褒美として店長が僕のために作ってくれた新たな称号が、「バトルトイ・グランドマスター」でした。「芸人にしとくのは惜しい」と言ってもらえ、称号があるぶん昇給して社員さんと同じくらいお給料ももらっていました。

出典 : 遊戯王もお笑いも「後攻の美学」がある──「遊戯王」前編|BTGM宮下兼史鷹『芸人おもちゃ手帖』

宮下草薙としてテレビに出突っ張りの人気となった今でも、地元群馬に帰ったときは、そのおもちゃ屋さんに顔を出し、ときどき少し働かせてもらうこともあると言います。

このおもちゃ好きの趣味とバトルトイグランドマスターの実力を活かし、自身のYouTubeチャンネルも開設。

【ベイブレードバースト】火花散るスパーキングベイランチャーでベイバトル!!【宮下草薙】

宮下さんと草薙さんが、楽しそうにベイブレードでバトルしています。