雑学

春日のピンクベストの由来

春日のピンクベストの由来

お笑いコンビオードリーの春日さんと言えば、がっちりとした体格に、七三分けの髪型とピンクのベストが特徴的です。

若林さんは、春日さんについて、一目でわかるような特徴を持たせるために、いつも同じ服にしたほうがいい、と考えていたようで、そういった理由から、「ピンクベスト」に辿り着きます。

それでは、この服装に、誰かモデルやモチーフとなっている有名人などはいるのでしょうか。

もともと売れる前から尖っていたオードリーは、ある頃から突然、漫才のときに春日さんがピンクベストを着てゆっくり登場する、というスタイルになります。周りから、「ボディビルダーや武将のようなモチーフがないから伝わらないよ」と言われても、「ああ、そうっすね」と若林さんは聞き流していたそうです。

しかし、実際は、このピンクベストには、あるモデルがいたと、後々、『あちこちオードリー』で若林さんは明らかにしています。

それは、「ちょっとおかしくなったときのX JAPANのToshiさん」。当時Toshiさんが、ピンクのセーターを着ていたことが、ピンクベスト、という変わった服装の由来だったそうです。

ただ、テレビに出た当初は、もちろん、ちょっとおかしくなったときのToshiさんがモチーフなどとは言えないので、バックトゥーザフューチャーのお父さんの学生時代、と嘘をついていたようです。

普段、ラジオ収録の際には、ピンクベストを着ない春日さん。

しかし、お客さんが入る公開収録の際には、ピンクベストがないということで大騒ぎすることもあったようで、「春日」というスイッチを入れるための重要な変身アイテムとなっているようです。

ちなみに、ずっと同じピンクだと飽きられると、ピンクではなく黄色や緑のベストにしたところ、お客さんの反応が悪く、その経験から、ピンクはピンクでも、濃淡を変え、番組によって、淡いピンクや濃いピンクという使い分けを行うようにしたそうです。